しないことリスト
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2015 (2018文庫化)
だいわ文庫
2020年、一冊目。年末年始は何かとなんかやりたくなってしまうので、自分に逆張り作戦。
最もよかった点は、コンサマトリーという言葉を知ったこと。
コンサマトリー(自己充足的)
- アメリカの社会学者、タルコット・パーソンズによって提案された、「何かの目的のためにそれをするのではなくそれ自体を楽しむ」ということを表す概念
- 対義語はインストゥルメンタル(道具的)
あとで考える:成熟とともにコンサマトリーな行動にシフトしていくという実感と、歳を重ねるほどモチベーションが利他的(未来のため、世の中のため)になる傾向があるという浅井リョウさんの意見(詳しくは別の記事で書く)は、どのように整理できるか?
全体の感想
- コンサマトリーをみて「これじゃん!!」と思った。そういうとき、本に選ばれていると感じる。その時々の関心事を通して読んでいって目に止まった、ということなので実際には因果が逆なんだけど、本に選ばれているというか、導かれている感覚は好きなので大切にしたい。
- つながらないと生きていけないけど、ずっと協調することはできないときは、多少逸脱しててもなんとなく許される枠にいかに入るかが大事なんだなと思った。私が言うところのポイント制(普段ちゃんとこなしていれば、たまにとんでもないことをしても許してもらえると思ってる制度のこと)と、許された上で好きにやりたいという点で同じ。
- 中盤くらいで「そりゃこんなふうにできたらいいけど、できない・・・いくじなし・・・」と辛くなって、そういうとこだぞと思った。最後のほうに、全部やれということじゃないしいいと思ったとこだけ利用すればいいと書いてあって、はい、と思った。
その他気になったことメモ
リスト17 土日を特別視しない
- 年末年始のコンセプトが「なるべく普段どおりの気持ちで過ごす」だったので、タイトルがぴったり
- 平日さぼるのも、休日出勤も好きなので、めっちゃわかる
- 自分が仕事はじめたら、水日休みとか、時短勤務とかをわけもなく使えるポジションを築きたい
- いなくてもいいけど、いるとちょっといい枠を今後も続ける
ダンバー数
- 安定した社会関係を結ぶことができる人数~150人というやつ。絶対どこかで見たけど思い出せなくて悔しい
- 言語の脳科学か、ダニエル・ピンクとかか?
関連して読みたい本
未読:これからの「正義」の話をしよう、弱いつながりー検索ワードを探す旅
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